ビットコインが先日、ついに1BTC=100万円の大台を突破しましたね。大きなニュースとしてあらゆる場所で大きく報じられました。

今回はビットコインが誕生してから、これまでの時価総額の推移を詳しく解説したいと思います。

ビットコインの時価総額は?

ビットコインの時価総額 = ビットコインの価格 × 発行通貨量 によって計算されます。

2017年12月4日現在、ビットコインの時価総額は$194,623,334,032(1946億米ドル)です。

日本円にすると約21兆円!過去1年で約10倍も価値が上昇しています。

11月の時点で仮想通貨市場全体の時価総額が22兆円だったことを考えると、実に驚異的なペースで伸びています。(ちなみに仮想通貨全体の時価総額は現在39兆円)

12月に入ってイギリスがビットコインを規制するというニュースが流れたことを受け、一時980,000円前後まで急落しましたが・・・。

現在ではすでに1BTC=約1,300,000円まで回復しています。

値上がりの要素としてアメリカやアルゼンチンの先物取引で取り扱われることが決定したこと、およびハードフォーク(分裂)などのイベントでしょう。

特にハードフォークはわかりやすいイベントで、保有しているビットコインと同量のフォークコインが配布されることで、付与される新コイン目当てでビットコインを購入する企業や人が続出しているのです。

ビットコインの時価総額を株式会社と比較する

ビットコインの時価総額が約22兆円だと聞いてもイメージしにくい部分がありますよね。

そこで大体の経済規模を掴みやすくするために、あらゆるデータと比較してみたいと思います。

日本円とビットコイン時価総額を比較

2016年の間に発行された日本円は102兆円と言われているため、1国の法定通貨のおよそ1/5。

国家予算とビットコイン時価総額を比較

国家予算で考えるとちょうどノルウェイ(22.5兆円)と同じくらいです。ノルウェイは世界の国家予算ランキングでおよそ20位前後にランクインしています。ビットコインは小規模な先進国の予算を賄える規模まで発展したと考えると驚きです。

企業の時価総額とビットコイン時価総額の比較

日本の東証1部が発表した時価総額ランキングのトップはトヨタで22.8兆円なので、単純に考えてビットコインはトヨタと同じくらいの規模があると言えます。

アメリカの時価総額ランキングと比較すると、(12月4日時点でビットコインの時価総額は約2000億$)

  • 1位:アップル    約8800億$
  • 2位:マイクロソフト 約7140億$
  • 3位:アマゾン    約6400億$
  • 4位:アリババG   約4500億$
  • 5位:フェイスブック 約4260億$
  • ・・・
  • 29位:VISA     約2040億$
  • 30位:インテル    約2030億$
  • 36位:コカ・コーラ  約1900億$
  • ・・・

と、クレジットカードで有名なVISAや、世界的な飲料メーカーであるコカコーラの間くらいの時価総額であることがわかります。とんでもない規模まで時価総額が伸びていることがわかります。

また、仮想通貨は上位を独占しているIT企業と親和性の高いフィンテック領域であるので、相乗効果で今後も伸びるのではないかと言われています。

ビットコインの時価総額の歴史

ビットコインは長らく仮想通貨の代表として君臨してきましたが、最初から規模が大きかったのでしょうか?いいえ、実は全くそんなことはありませんでした。

2009年:ビットコインはほぼ価値ゼロ

2009年にサトシ・ナカモトと名乗る人物から始まったビットコイン。運用開始時にはもちろん価値はありませんでした。

2009年10月5日始めて法定通貨とビットコインのレートが明らかになりました。

それは1USD=1,392.33BTCというもので、日本円で約0.07円でした。今では考えられませんね。

2010年5月22日には、間接的ではあるものの2枚で25ドルのピザと10,000BTCが初めて物品と交換されました。この日はBitcoin Pizza Dayと呼ばれる記念的な日とされています。

2011年:ビットコインの時価総額100万ドル突破

その後は緩やかな値動きを続けていましたが、ビットコイン取引所のマウントゴックスがオープンし、2011年11月には初めて時価総額が100万ドル(約1億円)を超えたのです。

2013年:ビットコインの時価総額100億ドル突破

大きな転機を迎えたのは2012年・2013年に起こったキプロス危機です。経済危機により預金の一部が押収されることを受けて、キプロスの人々の多くが資産をビットコインに変えたのです。

いかなる中央機関を要さないという仮想通貨のメリットが、この時点で多くの関心を集め2013年11月には時価総額100億ドル(約1兆円)を突破しました。

2014年にはマウントゴックスの事件の影響を受けて値を下げましたが、その後も資産防衛策として、決済手段としてビットコインが採用されるようになり、2016年末には140億ドル(1.5兆円)をマークします。

2017年:ビットコインの時価総額2000億ドル

2017年に入ると、仮想通貨の取引が世界中で活発になったこともあり急激に価値を伸ばします。その後ハードフォーク(分裂)による新通貨の配布などが行われたこともあり、暴騰とも言える値上がりを見せました。

1月には1BTC=70,000円台だったものが12月4日現在約1,300,000円。

時価総額も1.5兆円前後から22兆円規模にまでなりました。

ビットコイン以外の仮想通貨の時価総額は?

以前はビットコイン1強状態だった仮想通貨市場も、2017年に入ってからアルトコイン全体が急成長をみせています。

時価総額ランキング2位から5位は次の通りです。

 

2位:イーサリアム 1ETH=約5万円 時価総額:約5.1兆円

スマートコントラクト機能で、取引の内容まで記録できるビジネスで重用されているコインです。

3位:ビットコインキャッシュ 1BCH=約17万円 時価総額:約2.9兆円

8月にハードフォークにより生まれました。ビットコインより多くの情報が保存できる仕様です。

4位:リップル 1XRP=約28円 時価総額:約1.1兆円

国際送金を効率化するために使用されるコインで、世界で100を超える銀行と金融機関で導入されています。

5位:アイオータ 1IOT=約300円 時価総額:約7712億円

手数料なしで取引ができる仮想通貨です。2016年7月に誕生した新しいコインながら急成長を見せています。

 

ビットコインの時価総額はどこまで伸びる?

とどまるところを知らないビットコインの勢いですが、今後価格や時価総額はどこまで伸びるのでしょうか?

中国のマイナー企業による現在の連続ハードフォークによる状態を「バブルのマネーゲームだ」と発言する人もいます。

その一方で、有名投資家のトレース・メイヤー氏は2018年2月までにビットコインは300万円になると予想しています。たしかに今後2か月間で4-5回のハードフォークが残っていることを考えるとあながち冗談ではないような気もしてきますね。メイヤー氏の予言通りになれば、時価総額は59兆円近くまで上昇することになります。

ただ、中長期的な予測では分裂が落ち着いた後には一度大幅に値を下げるのでは、という意見も多くあります。

なんにせよ今後のビットコインの動向に注目ですね。

 

(文章・編集:RomaneCoin編集部)