ビットコインでも他の投資と同じく空売りが可能となっています。以下4点について説明します。

  • そもそも空売りとは?
  • どこでビットコインを空売りできるのか?
  • ビットコインを空売りする時のレバレッジは?
  • 空売り時の注意点

空売りとは?

空売りとは、商品となるものが手に入っていない状態のまま、先に売る取引を約束しておくことです。今売りの注文を入れて、後で買い戻すという約束で取引をすることです。

不正行為のように聞こえるかもしれませんが、取引の世界では認められています。しかし商品を手に入れることが絶対条件であり、双方の信用が第一となるため、信用取引と呼ばれることもあります。

通信上の取引で商品がデータ上にしか存在しない場合でも、空売りは可能です。先に売ることを契約した上で、後で買い戻すわけです。こういったやり方は、株や外国為替の取引で実際に行われています。

では、空売りはどういう時に行われるのでしょうか?

株や外国為替での空売りの原理自体は単純で、高値になっている時に空売りを仕掛けます。相場が落ち着いてから買い戻すため、その差額分の利益を得ることができます。同じものであっても、時間をおけば価値が変動するからこそ、成り立つ取引とも言えます。

ビットコインで空売りは可能!

ビットコインも株や外国為替同様に空売りは可能です。空売りのやり方は、株や外国為替と同じで、高値の時に空売りをし、安くなってから買い戻すという方法です。

ビットコイン空売りのメリットは、ビットコイン自体を購入する必要がないことです。ビットコインは、取引所での購入と販売所での購入、2種類の方法がありますが、取引所では大量には揃えられない、販売所では取引所に比べて高値になると、取引所・販売所ともにデメリットを抱えています。しかし、空売りであれば、ビットコインを取引所の価格で大量にそろえたという状態の上で、取引をすることが可能です。

利益はちゃんと投資者の下に還元されます。これが空売りの利点です。

ビットコインを空売りできる取引所とレバレッジは?

ビットコインを空売りできる取引所

2017年11月現在、国内でビットコインの空売りができる取引所は、以下の通りです。

  • QUOINEXの差金決済取引
  • bitFlyerのLightningFX、LightningFuture
  • bitbankのビットコインFX
  • GMOコインの仮想通貨FX
  • BITPointのビットポイントFX取引
  • Zaifの信用取引、先物取引
  • coincheckの信用取引
  • みんなのビットコインのレバレッジ取引

多くの取引所で空売りをはじめとした取引が可能です。差金決済取引、FX、信用取引、レバレッジ取引と書いてありますが、基本的には同じです。

ただしbitflyerのLightningFutureと先物取引は異なります。この2つは、FXなどのようにビットコインをそろえたという仮定ではなく、ビットコインをかりたという仮定の上で成り立っています。つまり返さなければならないのです。

具体的な違いは、取引開始から決済までの期限です。FXなどでは返す必要がないため、無期限になっています。極端な話、10年でも20年でも、取引所が閉鎖しない限り、取引状態を継続することができます。しかし、先物取引では返却する期限が設けられています。もし期限までに決済できていない場合は、自動的に決済されます。

ビットコインを空売りするときのレバレッジは?

また、空売りをするに当たって重要なポイントとして、レバレッジがあります。

レバレッジとは、少ない金額で多くの商品、ここではビットコインを取引したことにするという方法です。元手が10万円であっても、レバレッジが100倍であれば、1000万円まで取引が可能になるわけです。

取引所によってレバレッジが異なります。

  • QUOINEXは2倍、4倍、5倍、10倍、25倍の5段階の中から選択可能
  • bitFlyerではlightningFX、LightningFutureともに最大15倍のレバレッジ
  • bitbankは最大20倍のレバレッジ
  • BitPointは2倍、5倍、10倍、25倍の4段階の中からの選択可能
  • Zaifは信用取引が最大7.77倍まで、先物取引が最大25倍
  • coincheckは5倍まで

ただし、これらの取引所やレバレッジは、今後変更になる可能性もあります。FXなどは個人投資家保護のため、100倍から25倍まで法律によって制限がかけられました。

特に仮想通貨は、国際的に厳しく規制される方向にあります。レバレッジも制限されていくでしょう。

ビットコインを空売りするときの注意点

 

ビットコインを空売りするときの注意点としては、以下2点があげられます。

  1. 値動きが激しいため、少しの油断が即損失につながること
  2. 値動きが激しいため、安全マージンを多めにとっておく必要があること

レバレッジは基本的に、投資者にとってプラスの仕組みです。小額で投資に参加できますし、負債もレバレッジの分だけ小さくなります。しかし、ビットコインは一日の中でも、1ビットコインあたり15万円以上の値動きを見せることがあります。値が下がることを読んで上手く空売りしていれば、大きな利益を生みますが、逆に値が上がることになれば、莫大な損失を抱えることになります。

値動きの激しさは、何も一回の取引の損失に限ったことではありません。ある程度の損失を出したことで冷静さを失い、相場の変動が大きさから、取り戻せるのではないかと無謀な取引をしてしまいがちになるのです。こうした失敗を連続的にしてしまうこと、危機察知能力の麻痺がレバレッジの怖いところです。

また、2点目の注意点として安全マージンを多めにとっておく必要があることがあります。空売りをする場合には、元手となる資金(証拠金)が必要になります。投資者の中には、利益を最大限出すために、証拠金を限界まで活用したいという気持ちもあると思います。しかし証拠金限界まで使うのは危険です。取引中の損失で預けている証拠金が最低証拠金を下回り、自動的に決済されてしまうことがあるためです。

余裕を持ってビットコインを空売りしよう

特に相場の変動しやすいビットコインでは、どこまで損失がでるか読みにくいです。

利益を増やすことを第一にするのではなく、どのようにすれば損失を減らせるのかを最優先に考えながら、取れるリスクの範囲でレバレッジをかけて取引するのがよいでしょう。

 

(文章・編集:RomaneCoin編集部)